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​2009年度

第9回特別公開講座「薪能」

第一夜 能講座「恋の精神論」

【日時】 2009年10月6日(​火曜日) 開場 午後6時半 開演 午後7時

【会場】 講堂

【出演】 平野昭(芸術文化学科教授) 梅若猶彦(芸術文化学科教授)

第二夜 能講座「恋の身体論」

【日時】 2009年10月7日(水曜日) 開場 午後6時半 開演 午後7時

【会場】 講堂

【出演】 佐藤典子(現代舞踊作家・全日本洋舞協会副会長)、鈴本熀二郎(芸術文化学科教授)、梅若猶彦(同教授)

第三夜 狂言:「茶壷」 能:「恋重荷」

【日時】 2009年10月8日(木曜日) 開場 午後5時 開演 午後6時

​【会場】 講堂

 

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出演者:山本則重 山本則秀 若松隆

 (あらすじ)

 酒に酔った使いの者は、茶壷を背負ったまま道端に寝込んでしまう。そこへ偶然すっぱ(詐欺師)が通りかかる。すっぱは使いの者が片方の荷縄を外した姿を見て、茶壷を奪う方法を思いつく。すっぱはもう片方の荷縄に肩を入れ、使いの者と一緒に横になる。しばらくして目を覚ました二人は、茶壷の所有をめぐって争い始め、それを見た当 時の目代(代官)が仲裁に入る。茶壷を自分のものだと説明する使いの者に対し、すっぱも真似して同じ事を言う。使いの者が、茶の入れ日記(内容明細書)について、謡い舞いながら説明すると、すっぱも見よう見真似で、舞い始める。使いの者が必死に自分の者だと説明すると、すっぱも負けじと必死に主張を真似る。争う二人を見て、目代がとった行動とは…。

狂言「茶壷」

能「恋重荷」

 (あらすじ)

 白河院の御所に仕える老人山科荘司は、ある日女御の美しい姿を見て、たちまち恋に落ちる。それを聞きつけた院の臣下が、女御にその旨を伝えると、女御は庄司にある提案をする。「重荷を持って庭を百度、千度回ればもう一度姿を見せよう」と。それを信じた庄司は喜び、重荷を持って回ろうとする。しかし、持ち上げることすらできない。荷の中身は非常に重い石であった。それを知っ庄司は、女御への恨みを残して、死んでしまう。庄司の死を知った女御は悔やみ、せめてその姿だけでも拝もうと庭へ出るが、そこへ怨霊となった庄司が現れ、さんざんに女御を責め立てる。しかし、一度は恋をした相手。恨み続けることは出来ず、次第に恨みは晴れ、末永く女御の身を守っていく事を誓い、庄司は去っていく。

出演者:山中雅志  梅若猶彦  福王和幸 
囃子方:大村滋二  上田悟  久田舜一郎  藤田次郎  山本重夫
後見:泉嘉夫  山中迓昌  井戸和男
地謡:八神孝充  鶴克彦  祖父江修一  井戸良祐  生一知哉  小西弘通  久田勘鷗  上田拓司

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