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​2006年度

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第一夜 能講座

【日時】 2006 年 10 月 10 日(火曜日) 開場 午後 6 時半  開演 午後 7 時

【会場】 講堂

第一部 「能の現代を語る」

第二部 「融~舞~」

第三部 「融」の見所解説  講師:梅若猶彦(芸術文化学科助教授)

第二夜 現代劇

【日時】 2006 年 10 月 11 日(水曜日) 開場 午後 6 時半  開演 午後 7 時

【会場】 講堂

第一部 現代劇 近代能楽集「道成寺」

    作:三島由紀夫  演出・出演:薪能プロジェクトチーム 他

第二部 アフタートーク

【出演】 原田昭彦、梅若猶彦

第三夜 狂言「川上」、舞囃子「菊慈童」、能「融」

【日時】 2006 年 10 月 12 日(木曜日)開場 午後 5 時 開演 午後 6 時

【会場】 出会いの広場

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狂言「川上」

男 井上菊次郎 妻 佐藤友彦 後見 佐藤融

盲目の男は川上にある地蔵に祈願し開眼する。しかし、彼は地蔵に引き換え条件として妻と 離縁するように告げられていたのだった。彼は迎えに来た妻に離縁を持ちかけるのだが、妻 は激怒してしまう。そして、地蔵をののしりどうしても別れないと言い張る。夫もしかたな く連れ添い続ける決心をすると、たちまち盲目に戻ってしまう。夫婦は泣き沈むが、これも 前世の因果かとあきらめ、手を取り合って帰って行く。 舞囃子 菊慈童 周の穆王(ぼくおう)の時代、とある罪で酈県(れきけん)に流された侍童。彼はこの地 で法華経を菊の葉に写し、滴る露を飲み不老不死の仙人となった。少年の姿のまま七百歳の 歳を重ねた彼は、薬水を求める魏の文帝に長寿を授け、祝福の舞を舞う。

薪能「融」

シテ:梅若猶彦 ワキ :江崎敬三 所の者:井上靖浩
太鼓:山本哲也 上田慎也 小鼓:久田舜一郎 笛:藤田次郎 
後見:松山幸親 泉嘉夫 山本正人
地謡:安藤貴康 鶴克彦 寺澤幸祐 祖父江修一 笠田昭雄 久田勘鷗         観世銕之丞 上田拓司

「源氏物語」の光源氏のモデルになったともいわれ、小倉百人一首「陸奥のしのぶもぢず り誰故に乱れそめにし我ならなくに」の句の作者河原左大臣としても知られる源融(みなも とのとほる)。彼を題材として世阿弥が創作したのが、「融」だ。 ある僧が、上洛した際、六条河原院に立ち寄った。荒廃した屋敷には、仲秋の名月のもと 塩釜に潮を運ぶ老人がひとり。老人は僧に、陸奥の塩釜の地(現 宮城県松島湾)をまねた 塩釜を屋敷に作らせ、その白くたなびく煙を愛しんだ雅男源融について語りだすが、実はこ の老人こそが、源融その人の霊だったのだ。 悠久の時を経て、融の優雅なる舞が今蘇る・・・。

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