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2005年度

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第一夜 能講座
【日時】2006年10月10日(火曜日)開場 午後6時半 開演 午後7時
【会場】本学体育館
第一部 「能の現代を語る」
第二部 「融~舞~」
第三部 「融」の見所解説
講師:梅若猶彦(芸術文化学科助教授)

第二夜 現代劇「義経と弁慶」

【日時】2006年10 月12 日(水) 開場 午後6時半 開演 午後7時

【会場】本学講堂

第三夜 薪能「安宅」

【日時】2006年10月13日(木) 開場 午後5時 開演 午後6時

【会場】本学出会いの広場

現代劇

「義経と弁慶」

多田富 義…佐野 恭史

医師の妻(播磨美重子)/アナウンサー…小川 伊紗奈

多田富 弁…和田 真之右 医師(播磨クリニック院長)…森 翔太 患者2(小川真理)…西田 亜美 患者1(工藤葉子)…北嶋 覚子

池内 美恵子…白鳥桃子 看護師 2/ウェイトレス…小田 侑樹江

看護師/1ウェイトレス…浅野 里佳 レストランの客…梅若 猶彦

義経と弁慶の関係性を現代社会の中で表現することは困難であると感じました。そのかわりに二人の関係を兄弟愛からくる犠牲というかたちにデフォルメして描くことにしました。兄の弁(べん)は弟の義(よし)の病が悪化してゆくにつれて、自分が身代わりになりたいと思い始める。ある日、兄は弟を大病院にも劣らないとされている個人病院の播磨クリニックに連れてゆく。院長は名医と誉れ高く、それに加えてビジネスでも成功している人物であったが、診察の結果、兄は院長から弟の病には希望がないことを告げられる。その日から、弟は対症療法のために入院させられるが、意外にも臓器のドナーが現れたことで、弟の臓器移植手術が可能となる。弟の病は臓器移植によって完治するが、、、

能「安宅」

シテ 梅若猶彦 ワキ 室生欣哉 
間狂言 井上菊次郎
仕舞 奥島 観世 銕之丞
仕舞 船弁慶 泉 嘉夫

歌舞伎の勧進帳の元になった話。
源義経、武蔵坊井慶らは源頼朝に追われ、山伏に扮して頼朝の手から逃れる。しかし、奥州へと下る途中に厳しい包囲網として頼朝が新たに設けた関所「安宅(あたか)」を、関守の富樫某が守っていた。この関所を通るために弁慶が有り合わせの経巻を勧進帳と見せかけ勧進の趣旨を即座に考え、声高らかに読み上げることで、関所を一度抜けるが、強力(ごうりき)姿の義経が関守の目にとまり、とがめられてしまう。弁慶がとっさの機転で義経を責めたことで富樫に通行を許してもらう。関を通った一行の前に、富樫が追ってきて非礼を詫び酒宴となった。一行は、富樫に別れを告げて奥州へ下ってゆくのだった。

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